「ずっと鞠姉を好きでいたけど、この気持ちが全部、嘘だったらどうしようって」
「……」
「今までの俺の大部分を占めていた感情が全部嘘で、勘違いで」
「……………」
「その感情を失ってしまった空っぽの俺をみんなが見放して、一人になったらどうしようって、思うんだ」
その瞳の奥に浮かんだのは、深い、深い闇。
心の隙間から漏れ出したどろりとした本音が、あっという間に瞳を濁らせていく。
「……鞠姉を好きになったことが間違いだったのかな」
それは、私自身にも問いかけられた疑問のような気がした。
島津くんを好きになったことが間違いだったとしたら?
好きにならなかったら、面倒事に巻き込まれることもなかった。
好きにならなかったら、こんなにつらい失恋はしなかった。
「……」
「今までの俺の大部分を占めていた感情が全部嘘で、勘違いで」
「……………」
「その感情を失ってしまった空っぽの俺をみんなが見放して、一人になったらどうしようって、思うんだ」
その瞳の奥に浮かんだのは、深い、深い闇。
心の隙間から漏れ出したどろりとした本音が、あっという間に瞳を濁らせていく。
「……鞠姉を好きになったことが間違いだったのかな」
それは、私自身にも問いかけられた疑問のような気がした。
島津くんを好きになったことが間違いだったとしたら?
好きにならなかったら、面倒事に巻き込まれることもなかった。
好きにならなかったら、こんなにつらい失恋はしなかった。


