島津くんしっかりしてください

「そうなんです、うちのクラス支給されてた段ボールを使いきっちゃって、補充したいんですけど」


「あぁ、そんなこと。それだったら、他クラスに残りそうな分貰いに行ったらいいよ。もしないみたいだったら先生に相談したらいいと思う」



「そっすか! ありがとうございます! それで早速なんすけど、段ボール余りそうだったりします?」



「するよ、今持ってく……っわ」






後ろを振り返るとそこには無表情の島津くんが立っていて。







その手には段ボールがどっさりと抱えられている。









「……ん」



「え? これくれるんすか?」



「……ん」



「あ、あざます」







いや、島津くん君はいつから〇トロの登場人物になったんだい?






そんなツッコミを内心しつつ、私は島津くんを振り返って笑みを向けた。









「ありがとう、島津くん。もう試着はいいの?」



「……ん」






おい、こら。


貴様は『ん』しか言えないのか。