こうして私達はいつも通り即席のトリオを組むことになった。何度組んだところでそのまま仲良くなるわけでもないからいつまでも即席の気楽な関係である。

他の皆が無事同じグループになった人達とどこに行くか何を持っていくかなどの話で盛り上がっている中、私達3人は近くに集まることすらしなかった。

どの男子トリオと組むかのくじを引くことになり私が一番教壇に席が近いから、という理由で立ち上がり二人を振り返るとその目は『よろしく。』と言っていた。どの男子達と一緒になっても彼女達が文句を言うこともないだろうし特にプレッシャーを感じることもなかった。