そこにはどっしりとした大木があった。植物というよりまるで巨人の足みたいだと思った。
「おおぉ、デカイな!」
皆がその迫力に圧倒される中唯一言葉を発したのは笠野くんだった。
「デカイのはネットで見て知ってたんだけど、実際見ると想像以上だね。これって、御神木ってやつかな?でも注連縄が巻いてないね。」
そう返した須藤くんは大木まで歩いていき両手を広げて幹に抱きつく。男子二人がそれに続くがそれでもまだまだ幹の周りを一周できそうにない。
───これは私達もやるところ?
私自身はせっかくだからやってみようかなという気持ちもあったが、私がやったら女子二人もやらなくてはならない空気になってしまう。制服が汚れるかもしれないから嫌かもしれない。
「おおぉ、デカイな!」
皆がその迫力に圧倒される中唯一言葉を発したのは笠野くんだった。
「デカイのはネットで見て知ってたんだけど、実際見ると想像以上だね。これって、御神木ってやつかな?でも注連縄が巻いてないね。」
そう返した須藤くんは大木まで歩いていき両手を広げて幹に抱きつく。男子二人がそれに続くがそれでもまだまだ幹の周りを一周できそうにない。
───これは私達もやるところ?
私自身はせっかくだからやってみようかなという気持ちもあったが、私がやったら女子二人もやらなくてはならない空気になってしまう。制服が汚れるかもしれないから嫌かもしれない。



