青色交差点

スリッパを履いて廊下で待っている日下部さんをリビングに案内すると『わ・・・。』と声をあげた。

突き当たりにはベランダに続く窓。両側の壁には天井まである本棚。いくつかのカラーボックスの中にも上にも本、普通ならDVDプレイヤーやゲーム機を入れるはずのテレビ台にも本、パソコンデスクの上の棚にも足元の棚にもパソコン関係の本ではなく小説が並び、ローテーブルの下のカゴにも本が詰まっている。

見えてはいないがベッド下の収納を占めるのは全て本だし、食器棚やクローゼットの中にあるタンスそして靴箱の7割には本が入っている。本がないのは水回りくらいだ。狭い部屋に出来るだけ多くの本を収納する為、その他の持ち物は最低限に抑えている。