岳斗くんと過ごした甘い夜 (短)



「っっ!」



がっくんの上にいるから、がっくんがどんな顔をしているのか暗闇でも分かる。



「て、照れてる……」

「照れるよ」

「私相手なのに?」



すると、がっくんはまた態勢を変えた。今度は、私も一緒に――

グルンと回転して、今度は私が下、がっくんが上になった。

押し倒された側……かなり恥ずかしい……っ。

がっくんも照れは継続なのか、私と目は合わせずに口を開く。



「だから春陽は鈍いんだ」

「へ」

「春陽だから、照れるんだよ」

「え、だって……え、なんで」



するとがっくんは、どんどん私に近づいてきて――



「もう黙れ」

「んっ」



私に唇を重ねる。

一旦は話した唇も、すぐにまた引っ付いて、何度も何度も、お互いの唇を貪った。