「春陽は?」
「へ?」
「まだ俺のこと好き?」
「うん、好きだよ」
「……」
急に黙ったがっくんに、こっちが照れ臭くなる。
「そんなウブな反応されたら、きっと皆もっとがっくんのこと好きになっちゃうよ?」
「ほんとかよ」
「うそくせー」と言いながらがっくんは笑った。私はリモコンで電気を落とす。
「おい、なんで消すんだよ」
「え、だってもう眠くなっちゃって」
「俺ら一緒に寝んの?」
「だって布団の荷解きまだでしょ?」
そうだった――の言葉の代わりに、がっくんはため息をついた。
「初日からついてねーな」
「ねえ、私が傷つかないとでも思ってるのかな」
がっくんがいるせいで、私の寝る場所はかなり狭い。体ががっくんと当たらないようにしてるから、余計にかも。



