岳斗くんと過ごした甘い夜 (短)



「ジュース二本、買ってあげる」

「怖い怖い、何が起きた」



手は繋いだまま、私と距離をとるがっくん。

酔っぱらいとぶつからないように、僅かな力で私を引き寄せたり押したりしてくれているのが分かった。



「……そういうとこなんだよなぁ」

「あ、なに?」

「んーん。なんでもない」


『なんで俺のこと好きになったんだよ』


好きになってから、がっくんの良いところをたくさん知れてる気がする。

うん。私の男を見る目に、狂いはなさそうだ。