前回は私のチョイスだったので、今回は郡司さんの食べたいものを優先してもらった。
連れて行ってもらったのは駅そばにある日本料理店。
外観からして高そうだ。出迎えてくれた店員さんが着物姿だし、1000円やそこらじゃ頂けないだろう。
「どうした?」
「あ、すみません」
圧倒され佇んでいる私に店内へ促す。
半個室に案内され、メニューに目をやると1500円は当たり前。
今日いくら持ってきたっけ…
「奢るから、好きなの選んでいいよ」
「え、そんなわけにはいきません!この前もご馳走になったし…今日は私が引き留めたんですから」
何ターンか同じやり取りをし、折れた私は食べたいものの中で一番お手頃なまぐろ唐揚げ定食にした。
注文を終えたところでしばらく沈黙が流れる。
…決めたんだ。自分の気持ちを伝えようって。
私たちの関係性をはっきりさせようって。
「あの、郡司さん。この前一緒に帰った時のこと覚えていますか?」
「あぁ、覚えているよ」
生唾をごくりと飲む。
「手…繋いで帰りましたよね。でも私たちって、付き合っているわけじゃないですよね」
郡司さんはお茶を一口飲み、深く息を吐いた。
連れて行ってもらったのは駅そばにある日本料理店。
外観からして高そうだ。出迎えてくれた店員さんが着物姿だし、1000円やそこらじゃ頂けないだろう。
「どうした?」
「あ、すみません」
圧倒され佇んでいる私に店内へ促す。
半個室に案内され、メニューに目をやると1500円は当たり前。
今日いくら持ってきたっけ…
「奢るから、好きなの選んでいいよ」
「え、そんなわけにはいきません!この前もご馳走になったし…今日は私が引き留めたんですから」
何ターンか同じやり取りをし、折れた私は食べたいものの中で一番お手頃なまぐろ唐揚げ定食にした。
注文を終えたところでしばらく沈黙が流れる。
…決めたんだ。自分の気持ちを伝えようって。
私たちの関係性をはっきりさせようって。
「あの、郡司さん。この前一緒に帰った時のこと覚えていますか?」
「あぁ、覚えているよ」
生唾をごくりと飲む。
「手…繋いで帰りましたよね。でも私たちって、付き合っているわけじゃないですよね」
郡司さんはお茶を一口飲み、深く息を吐いた。



