◇貴方は俺だけの【極上】シュガー◇

「すみません!私、坂木と…」

「あっ、鈴さん!バッグですか?」

「はい!やっぱりそこにバッグ忘れてたんですね。」

「ええ、こちらで保管してますよ。安心して下さい。」

「良かった…」

「いつ取りにいらっしゃいますか?」

「えっと…今日はもう皆さんお帰りですよね?」

淡い期待を込めて聞いてみる。100%無理だろうが…

「俺、まだいますから、これから取りにいらっしゃっても大丈夫ですよ?」

「本当ですか!?」

「ええ。」

「あの!急いで行きます!」

電話で話しながら俺は駅まで走った。

こんなに早くまたあのカフェに行くことになるとは…