「もう終わりだね奏多、私はもうこの世に居たらだめなんだね、これで楽になれる…バイバイ、奏多…」
ピピピピ!カチ「ん、むぁー」
こんな日に変な夢は見たくないな。
4月7日それは俺にとって新たな人生のスタートとなる日だ。
そう!今日から俺は中学生!新たな学校!友達!そして彼女!「ちょー楽しみー」おっと声が出てしまった。さぁ入学式へ行こう!
「金室行こうぜー!」
「おう奏多楽しみだな」
こいつは嘉宮金室、俺の大親友だ。幼稚園からの大親友で小学校は違ったがサッカーでいつも一緒にいた。
そして同じ中学校だ。「可愛い子いるかな?!」
「お!奏多、もう女話かぁ〜、お前彼女いたことないだろ笑しかも小学校の時ふられたんだってぇ笑」
「ウルセェなぁ笑」
これは黒歴史だ、振られた瞬間クラス中に広まっていた。正直もう思い出したくない、だか!
今日で変わる!中学では彼女作って青春エンジョイするぞぉー
1年1組10番奈義奏多「はい」
1年1組〜
1年1組18番嘉宮金室「はい!」
金室と同じクラスだ。
今のところ順調だ。さぁ初のホームルーム、自己紹介が始まる。まずは担任からか、都賀吉峰先生か、それより自己紹介の言葉考えねえと
ここで一発ギャグをして笑わせることができるのはほんの5%程度だ。だから安全な道を選ぶぜ!「奈義奏多です。サッカー部に入る予定です。ぜひ話しかけてください。一年間よろしくお願いします。」
ふぅ、とりあえず今のところ順調だな。
って…えっ!
俺は気づいたこれからの人生どう生きて行くかを、そう!女子が可愛い!!
これはきた、新しい女の子絶対ゲットしてやる!
だけど俺の隣の女の子、この子確か夢で見た気がする。気のせいか?まぁそうしとくか、隣の子も可愛いし本当最高!
「さようならぁー」
入学式が終わり後は帰るだけだ、さぁ金室と帰るか。
「いやぁー女の子可愛いかったなぁ」
「おい奏多また女の話かよ笑」
さぁ俺の青春を始めようか

4月12日 初授業開始
1時間目英語か、まぁだるいけどいいか
「先生ー金室が教科書忘れたってー」
「あいつ、初授業だぞ」
キーンコーンカーンコーン
「終わったぁ」初授業、結構つかれるなぁ
1時間目から英数国社理、5教科入れてくるのはきついってぇ