お互い素直になれずに過ごして来た長い時間 思い出らしい思い出もなくすれ違うばかりだった日々 俺がいない時にまゆが少しでも笑えるように 淋しさで涙を流さなくてもいいように これから沢山の思い出を作る事に決めた。 それに―――… 今日は特別な日だけどアイツは気づいているんだろうか。 「ちょっと光にぃ手伝って」 やっぱり気づいてない… 『はいはい。お兄さんに任せなさい』 苦笑しながら半分も吸っていないタバコを灰皿に押しつけて立ち上がった。