リアルな夢に驚いて、 頭の中がまだボーッてしていた。 あの後―――― 光にぃが部屋に帰って暫く経ってから 放心状態のまま、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して、なんとか自分の部屋にたどり着いた。 そしてそのまま又寝てしまったらしい。 子供の頃の約束―― きっと誰もが小さい頃に幼なじみと交わした事がある、ちっぽけな約束は 忘れようと思っても何故か頻繁に夢に出てきては、私を困らせる。 だけど、今日の夢はいつもと違っていて 『俺を信じろ……』