月下の恋人…missing



『教えてあげない…また今度な♪』




意地悪な笑顔を浮かべて扉の方へ歩き出す。


「ちょっと…光にぃ!」



――――ガチャッ…



ヒラヒラと手を降りながら二階へ上がって行く後ろ姿を見送って



独りリビングへ取り残された。



あの反応と言い…そう言う風に言われたら余計に気になるじゃん。



「ハァ――…」




小さくため息をついて、持て余した感情を紛らす為にコーヒーに口を着ける。



何だか昨日から光にぃに振り回されっぱなしだよ。