高らかにインターホンが鳴り響く。
『ったくこんな時に誰だっつうの!』
面倒臭そうに階段を降りた美姫が、しばらくすると凄い勢いでかけ上がって来た。
『本当に来た───…』
ボソッと呟く美姫に、もう嘘はつかなくていいんだと一安心して笑顔でうなずくと
美姫の後ろには、沢山の紙袋を持ったタケシさんがニカッと笑って立っていた。
゛じゃあ始めますよ!題して恋の宅急便大作戦。イェ──ィ!゛
あの…恋の宅急便って恥ずかしいんですけど…
驚いて固まってる美姫と私にタケシさんはこれからの計画を楽しそうに話し出した。
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それぞれが
いろんな想いを抱えて過ごした夏
こんな日々が永遠に続くと信じてたあの夏
今でもあの時から心は止まったまま
それだけを糧に私は生きている

