きょとんとした美姫はまた笑い出した。
『ごめんまゆ。ぜんぜんわかんない。アハハ──』
「だよ…ね」
『まぁ落ち着いたらでいいや』
「うん」
これじゃあ支離滅裂だね。
でもさ
もう美姫には嘘つきたくないんだ。
あ…そうだ!
とりあえず光にぃ心配するかもしれないし今の状況を伝えておこう。
それからゆっくり考えればいっか
「美姫ごめん。電話借りていい?」
『いいよ。はい』
「ありがと」
トゥルル♪トゥルル♪
呼び出し音を聞きながら
ベッドに寝転がって雑誌をパラパラとめくる美姫をじっと見た。
昔から光にぃの大ファンだったから
本当の事知ったら美姫怒るかなぁ
話せないけど大切な親友の美姫に隠し事はもうしたくない。
「ハァ─────…」
¨もしもし¨
ため息をつくと同時に無愛想な声で光にぃは電話に出た。
「光にぃ」
『なんだ。まゆか』

