月下の恋人…missing




絡んでくるタケシを相手にせず楽屋を後にした。



今回のライブは2DAYS


今日は打ち上げも無くタケシの運転するワゴンで家路を急ぐ。



首都高から見える町並みを見ながら、タバコに火を着けた。




(アイツ…何で泣いてたんだ)




まゆが流す涙に動揺して



あの時あの場にいたのは



橘 光彦ではなく、あり得ない程に一人の男としての俺だった。