もう少しで手が届きそうな所で、二つ目の角を曲がると ドンッ――― 「ごめんなさいっ!」 勢いあまって歩行者と肩がぶつかって、慌てて頭を下げて走り出そうとした時 『まゆ…………?』 えっ――――… 聞き慣れた声に追いかけるのを止めて、ゆっくり振り返ると 肩を押さえながら立っていたのは 久々に会うママだった。