思い出せば出す程、どんどん恥ずかしくなって 頭をブンブン振って歩き出した。 今年の夏は――― 光にぃが側にいる それを想うだけでクラクラして、夏の暑さも気にならないくらいに 私は、ただ前だけを向いて笑っていた。 ――――ガチャッ… 『ただいまぁ……』 小さな声が吹き抜けになった玄関に響く。 誰も居ないと解っていても、口癖と言うか習慣と言うか……。