月下の恋人…missing



ライブに来たって来なくたって、私と光にぃが近くて遠い事なんか


初めから解っていた。



だけど諦めるなんて出来なくて、好きな気持はどうしようもなくて。



光にぃの優しい声は心の奥まで伝わって、いつの間にか景色は滲んで輝く。



ねぇ光にぃ―――

私の恋は無駄なのかな。



頬を伝う涙を隠そうと咄嗟にうつ向いた



その時―――