月下の恋人…missing




『無理してないから―――』



周りを見渡すと随分と田舎で人ひとり居なくて



澄み渡った夜の空気に俺の声だけが響いて



離れている淋しさに、もう一度空を見上げた。




「………うん」





恥ずかしそうに呟いた一言だけの返事が




心に広がって……



簡単に俺の中の無理を、あっという間に現実にする勇気に変えてしまう。