『お・め・で・と――っ!』 大声に驚いて振り返ると、人目をはばからずに、遠くで元気にブンブン手を降る美姫が見える。 「ありがとう――!」 負けじと手を降り返すと美姫は満足そうに笑って人混みに消えて行った。 (ごめんね……美姫) 初めて親友につく嘘に胸が痛みながら それでも光にぃを想って 一緒にいたいと願って 人混みに背を向けて笑顔で歩き出す。