ゆか子は携帯を手に取り、メッセージを送る。

相手は洋樹ではない。

「これでよし!」

メッセージを送ると、すぐに既読がつき、返信がきた。

【その日は空いてるから大丈夫!】

それを見て、ホッと息をついた。

ゆか子は寂しさを紛らわすように大きく息を吐くと、もう一度目を閉じた。