◇ ◆ ◇ ◆ ◇
友也を実家に送り届けたあと、ランチに連れてこられたのが、下町情緒あふれる地元の食堂といった雰囲気の『食堂タナカ』だった。
「満足した?良かったでしょ、ここ。」
車を運転をしながら洋樹がチラッと視線を向けて、話しかけてくる。
「おいしかったよ。」
「よかった。前に来たときに、美味しくてすごい感動してさ、ママも絶対に食べたら感動すると思ったんだ。」
おいしいものを食べて、ゆか子にも食べてほしいと思ってくれたのは嬉しかった。
だが、ゆか子にはどうしても理解できていないことがあった。
「どうして行き先は秘密だったの?」
今日のランチの行き先は教えてもらえなかった。
何度聞いても「良いところがあるから」としか言われなかった。
だからてっきり良い感じのお店に行くのだと思ったのだ。
洋樹は不思議そうな顔をした。
「その方がワクワクするかと思って。」
(なによそれ。)
食堂にランチを食べに行くことは秘密にするようなことだろうか。
(良いところに連れて行くって言われて、まさか行き先が食堂だと思わないじゃない!)
友也を実家に送り届けたあと、ランチに連れてこられたのが、下町情緒あふれる地元の食堂といった雰囲気の『食堂タナカ』だった。
「満足した?良かったでしょ、ここ。」
車を運転をしながら洋樹がチラッと視線を向けて、話しかけてくる。
「おいしかったよ。」
「よかった。前に来たときに、美味しくてすごい感動してさ、ママも絶対に食べたら感動すると思ったんだ。」
おいしいものを食べて、ゆか子にも食べてほしいと思ってくれたのは嬉しかった。
だが、ゆか子にはどうしても理解できていないことがあった。
「どうして行き先は秘密だったの?」
今日のランチの行き先は教えてもらえなかった。
何度聞いても「良いところがあるから」としか言われなかった。
だからてっきり良い感じのお店に行くのだと思ったのだ。
洋樹は不思議そうな顔をした。
「その方がワクワクするかと思って。」
(なによそれ。)
食堂にランチを食べに行くことは秘密にするようなことだろうか。
(良いところに連れて行くって言われて、まさか行き先が食堂だと思わないじゃない!)
