水樹side


ある日の雨の中忘れ物をした俺は学校に取りに戻った。




その時ふと上を見ると屋上から身を乗り出している暁を見つけた。



焦った。

間に合わなかったらどうしようと思いながら懸命に走った




鍵が空いてなかったから蹴り飛ばした。

この頃から暴走族に入っていた俺はドア一枚蹴飛ばすなんて余裕だった。


俺を見てまた飛び降りようとする暁を抱きしめた。





家に帰ってから暁が心配で仕方なかった。



夢で暁がどんどん離れていく夢を見た。


俺が泣いたってどんどん暗闇の中へ消えていく。