今夜は友達のジヨンと家飲み
いつもベロベロになるまで飲むので
二人の時は専ら私の家だ

「可愛くて礼儀正しい青年だったわ」

 「へーイケメン?どんな感じ?」

「目は大きくないけど切長でキリッと
 凛々しくて」
「なのに笑ったら糸目になって、口を
 大きく開けて笑うのがかわいいの」

「顔がとにかく小さくて一目でアイドル
 とわかったわ」

 「アイドルなの??どこのグループ?」

「それがわからないの。
 でも追っかけに追われてたから
 きっとそうでしょ。」

 「どこのグループだろう?背は高い?
  髪の色は?肌の色は?」

「落ち着いてよ。大したことないって
 本人が言ってたし、
 まだ有名グループじゃないん
 じゃない?」

 「き・に・な・る!世界のTKGだった
  らどうする??」

「それは私でも流石にわかるよ~」

その時はどこの誰と調べる気にはならず、
次は私達の運命に任せようとゆったり構えていた

しかしそれから1週間、連絡はなかった
それはそうよ、アイドルは忙しいもの

そのまま時は過ぎ、思い出す事も少なくなっていった