休日の午後のまったりタイム

ソファーに広げた僕の両足の間に
座ったナミをみながら
(なぜそこに座ったのか、、、)

さりげなく伝えた

 「ナミを僕が一番好きな美術館に
  連れて行きたいんだよね」

「えー!嬉しい!
 でもアートに詳しくないし勉強も
 してないから分かるかな?」

キラキラ顔で振り返る

 「勉強なんて必要ないんだよ!

  ただボーッとみて感じるだけで
  いいんだ
  たとえ何も感じなくてもそれで
  いいんだよ」


「そうなの?」
「大丈夫かな?
 何ていう美術館?」

 「それは行くまで内緒」

「一緒に行っても大丈夫?」

 「大丈夫!その時間だけ貸切にして
  もらうから」

「すごいね!そんな事ができるんだ笑」

 「申し訳ないよね、

  でも突然行くともっと迷惑だから
  その方がお互いいいのかも」


「なるほどね、この年になっても
 知らない世界がいっぱいある」

「出かけるの楽しみだね」


どこなんだろうな〜
貸切なんてスケールがちがうな〜

なぜか僕の脛を撫でながら
独り言を言って盛り上がる姿が
最高にかわいくて
僕を幸せにしてくれる