部屋に入ると男性が立ち上がり、こちらを振り返り笑顔が見えた

薄い水色のシャツ、大人っぽいグレーのスラックス
ボタンが2つ開いてシャツは腕まくり
女子が大好きな腕の筋が出ている

シャツの生地が薄手で、
下にある筋肉をうっすら浮かび上がらせていた

素敵!シャツ姿大好き!

記憶より背が高く10倍イケメンだった
髪色がシルバーに変わっている
急激に緊張して顔が赤くなる

「おまたせしてごめんなさい」

 「いえ今きたところなので大丈夫
 ですよ」

 「こちらこそお時間頂いてありがとうご  ざいます。
  先日も本当にお世話になりました。」

「いえいえ、私は何も」
「お誘い頂き嬉しかったです。
 ありがとうございます。」

「素敵なお店ですね、
 よく来られるのですか?」

 「いえ、実は仕事関係の食事ばかりで
  お店をよく知らないもので、
  信頼できる友人に選んでもらい
  ました」

 「彼が選んだお店にハズレはないので、
  きっとおいしいと思います」
  
 「なーんて、外食産業の社長さんに
  言う事じゃないですね」

話を聞きながら、たまに目線を合わせる

ユジュンさんは凝視するタイプではない
ようで、斜めしたをみたり前を向いたり

合わせたり合わせなかったり

まだ緊張しているのかもしれない

話す時に肩が左右に揺れて、一生懸命に言葉を選んでいる感じがとても可愛らしい

誠実な人なんだろうな

「勉強常に必要ですので楽しみです」



食事が始まり少しお酒が入って、
饒舌になる身振り手振りで情熱的な話し方だ

シャツから見える腕は程よく筋肉がついて、
ゴリゴリというよりムチっとしている感じ

この腕に包まれたらどれだけ気持ちがいいだろうか

好青年を見つめながら不謹慎な事を
考えてしまう

キスしてみたい…

だめだおちつけおばさん!

「きっと朝から夜まで毎日忙しいの
 でしょうね。
 彼女を作る時間もないんじゃない
 ですか?
 でもこんなに素敵だからきっとい
 ますね!」

なにいってんの?
自己解決しちゃって気持ち悪い
引いたよね…

 「彼女は暫くいないです」

少し強めに否定した気がした