たぶん、呼び出されなかったら
君とは出会ってなかった。


たぶん、呼び出さなかったら
君とは出会ってなかった。

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超有名問題児な女子▷▶︎▷|二藍 水萌(フタアイ ミナモ)


優等生な生徒会長▷▶︎▷藤鼠 千彩 (フジネズチアヤ)
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全く釣り合わない。いや、釣り合うはずがない、
正反対な2人だったが、呼び出しをきっかけに、
お互い一目惚れ!?

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千彩に振り向いてもらえるように、
少しづつ努力する水萌。


水萌に振り向いてもらえるように、
    必死に努力する千彩。


お互いの努力や変化に気付いていくうちに、
だんだんと距離が近づいていく2人…


果たして、恋の運命は!?


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「おーい!二藍ー!」
「放課後、ピアスの件で生徒指導室な!」


『げっ…またかよ!!もう!!』

私は二藍 水萌、高校一年生。
入学初日から、ピアスに派手髪、おまけに提出物は出さないし、生活態度も
ヤンキーじゃん!って思うかも知んないけど、今の時代じゃ、それを問題児って言うんだってー。
晴れの高校生だし!ま、いっか!とかって軽く思ってたけど、最近はずーっと呼び出し。友達も沢山いるし学力は…そこそこあることにしよう。

「今日は生徒会長の藤鼠も居るからな!今回ばかりで勘弁しろ!先に帰ったら、家庭訪問だけじゃ済まさないからな!!」

私は軽く『ちぇっ』と舌打ちをしたあと、『今日は早く帰れそうにないですー。』と、ママにメールを送った。

「次は何したのよ!!」と、すぐにメールが帰ってきたが、既読スルーしといた!あーあ、帰ったら、また怒られるかな?ふふっ