結局、彼からの返事はあの日以来来ることはなかった。
この事を舞に伝えたら、
“口野クズすぎない?”
って言われるのが目に見えているから言わない。
…それだけじゃないけど。
こんな恋愛をしていた私を軽蔑されるのが怖かったから、言わない。
春休み明け、色々気まずいの嫌だなぁって思ってたけど。
運がいいのか悪いのか、クラスが別々になって、必然的に話すこともなくなった。
残念なことに、舞ともクラスが離れてしまったのがなんとも悲しい…
「はぁ…」
「ふはっ、なんでため息?」
「痛い痛い…!もぉびっくりした、」
何故か私のほっぺたを思いっきり抓っている小谷くん。
1年の時に引き続き、同じクラスになったけど…痛いよ?
「愛しの裕貴くんとクラス離れて寂しいの〜?」
「…ん?」
「え?」
「いや、なんで口野君出てくるのかなぁって、」
「付き合ってたんじゃないの?二人。ずっと一緒にいたじゃん!」
…なんでそんな事知ってるの?!え?!
「…付き合ってないって〜。あんな女の子タラシな人、やだよ〜」
そんな女の子タラシに、私はまんまとやられたわけだけど。
「ふ〜ん。じゃあ裕貴の特等席だったこの席は俺が貰ってやろ〜」
「ふふっ、なにそれ?別にあの人のもんじゃなかったし〜。」
舞もあの人もいなくなった少し寂しい休み時間、少し賑やかになってきた。



