「ねっ…なに、?」
「ん?」
突然俺とベンチの間に挟まれて目をキョロキョロさせている花奈。
「今更なんだけどさ、」
「へっ?」
「花奈って、彼氏出来た事無いの?」
ハグしたりキスしたり、今みたいに軽く押し倒しただけでも、
毎回ビックリしていて初すぎるんだよね。
「…いなかったら悪い?」
ピンクだった耳が真っ赤に染まっていく。
「悪くない。最高に可愛いねその反応」
今までにしたことのない深いキスをすると、可愛い吐息が聞こえる。
「マジ可愛いな。」
「…無理ぃ、」
顔を隠そうとする手を押さえつけると、恥ずかしさからなのか目が潤んでる。
「…ちょっと待ってやばい、」
「なに、が?」
何がって、
「このまま花奈の事襲ってしまいそう」
「…はっ?!」
「だって、中々やばいよこの状況。
…触ってみる?」
「触る、?なにを、?」



