大好き信じた私が馬鹿?



「…寒くないの?」

口野君の今日の服装は、真冬の今にしては首元が空いていて寒そう。

「寒いから一緒に入れて〜」

「…ちょちょちょ、何?!」

私のくるまっていたマフラーの中に、
…何故か口野君はいってきてるんだけど…。

「近いんだけど、」

「近づいてるもん」

まぁそうなんですけど…
何回も言いますように、恋愛耐性のない私にはこの状況非常に毒でございます。

「ねぇ、」

「…なんです、か。」

「キスしていい?」