灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

 けれども結局、クルッと傾いてぱたっと倒れ、動きを止めた。倒れてから止まるまでは、ほんの一、二秒程度のことだった。

「あっ、そうか!」

「つまりそういうことなんだ。安定した状態から逸脱するには時間が必要だ。だから変化が起きてみないと気付かない自然現象もあるっていうことだ。安定している時に重心が狂って不安定になるのは、きっときっかけがあってから時間が経って突然起きることなんだよ。不安定なものは影響を受けやすいんだろうけどさ」

「そうだとしても、いったい何がそうさせたの?」

 きゅーっと首を横にかしげるあかね。するとしおんはさらに熱を込めて力説する。

「俺の予想では多分、地球の磁力が一瞬、高度に変化して、その結果地球の『核』に作用したんじゃないかと思うんだ」

「核?」