灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

 白々しくもそんなことをいって執事っぽく軽く一礼、そして掌を屋内に向ける。あかねを部屋に上がるよう、案内しているのだ。

 しおんくんのお部屋に上がるの、はじめてでちょっと楽しみ。どんな趣味なんだろう、ドキドキ。

 キー……。木製の扉が開く。

「わぁ……」

 しおんの部屋は木目調の壁にむき出しの天井。屋内にプランターが置いてあってそこから生えるアイビーの蔓が柱に絡んでいる。ダメージ感のある木製の家具が整然と配置され、無骨でインダストリアルな家具をそろえながらも植物が調和してナチュラルに仕上がっている。

「なんかいい雰囲気ね。とっても落ち着く。これ、しおんくんの趣味なの?」

「うん、家具はだいたいDIY。自分で作ってるよ」

「へー、しおんくんっていろいろクリエイティブなのね」

「だってオリジナリティーがないと面白くないじゃん」

「そうね、すごくしおんくんらしい。いいところひとつみっけ」

 そういってきゅっとしおんの腕を握る。そして切り出す。

「今日、あたしを呼んだのって、きっと大事な話があるんでしょ?」