「大丈夫、俺が先生やってあげるよ(嘘)」
こんな時、「どうせ世界を滅びるから勉強しなくてもいいんじゃないか」とか言ったりしないところが、前向きなしおんくんらしいなぁ、とあかねは思う。
同時にしおんくんは学校では話せない何か重要な用件があって、あたしを誘ったのでは? という気もしていた。
迷った挙句、あかねは返事の内容を決めた。
「うん、そしたら今日だけは登校するふりしてしおんくんの家に行ってもいい?」
あーあ、ちょっと悪い子。でもいいんだ、この際、自分の好きなように生きるんだ。あたしがしたかったことは、これなんだから!
でも今日だけで済まなくなりそう……。
しおんの家を囲む樹氷は朝日を浴びてキラキラと宝石のような輝きを放っていた。まだ地平線近くの太陽が雪の上に長い影を描く。脚を伸ばしてみると影はすらっとしてモデルさんみたいに見えて、ふふん♪ と鼻歌を歌いたくなる。
ピンポーンと呼び鈴を鳴らすと、すぐにしおんが顔を出した。
「しおん高等学校へようこそ!」
こんな時、「どうせ世界を滅びるから勉強しなくてもいいんじゃないか」とか言ったりしないところが、前向きなしおんくんらしいなぁ、とあかねは思う。
同時にしおんくんは学校では話せない何か重要な用件があって、あたしを誘ったのでは? という気もしていた。
迷った挙句、あかねは返事の内容を決めた。
「うん、そしたら今日だけは登校するふりしてしおんくんの家に行ってもいい?」
あーあ、ちょっと悪い子。でもいいんだ、この際、自分の好きなように生きるんだ。あたしがしたかったことは、これなんだから!
でも今日だけで済まなくなりそう……。
しおんの家を囲む樹氷は朝日を浴びてキラキラと宝石のような輝きを放っていた。まだ地平線近くの太陽が雪の上に長い影を描く。脚を伸ばしてみると影はすらっとしてモデルさんみたいに見えて、ふふん♪ と鼻歌を歌いたくなる。
ピンポーンと呼び鈴を鳴らすと、すぐにしおんが顔を出した。
「しおん高等学校へようこそ!」


