灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

 それからもう一度見てにんまりとして目を逸らし、それからもう一度見てその文字を再確認すると、はぁ~とため息をつく。

 それからもう一度目をやって、そしてふと真顔に戻る。

……でも一週間後にはきっと、この世界は滅びてしまうんだよね。幸せは長くは続かないっていうけれど。けれどそんなこと、しおんくんと付きあう前からわかっていたじゃない。だけど……。

 あかねは幸せを実感すると同時に、それが絶望の色をより濃くしていることに気づく。未来がないと知った時、恋をしたいと願った。そして叶うとそれが長く続いて欲しいと願ってしまう。急に、あるかどうかわからないしおんとの未来が恋しくなった。

 お父さんのいう、「死なない」という言葉、信じていいのかしら……?

 でもその根拠はあかねの記憶や知識の中から見つけることはできなかった。だから眠る前に、最後にもうひとことだけメッセージをしおんに送りたくなった。

「最後の最後まで愛してるよ、しおんくん」

 愛してるっていうのはオーバーだったかなと思うけれど、伝えられるうちに伝えておかないと。惜しんでいたらもったいないもんね。

 同時にあかねは思う。