灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

 さすがに早いです、って遠慮したけれど、その様子を見てしおんくんのお母さんはクスッと笑ってくれた。

 なんかとっても楽しかった。またおじゃましたいな、って思う。



 スマートウオッチを腕から外してまじまじと眺め、それから実際にいじってその使い方を練習する。

 そうだ、試しにメールしてみよう。

 メールの画面を起動させると、ふたりの専用ツールなだけに送り先リストはしおんオンリーだ。

「しおんくん、今日はありがとう。楽しかったよ。とっても感動(≧▽≦)」

 便利なことに絵文字の機能も付いていた。結構使えるなぁ。

 するとすぐにメールの返事が来る。スマートウオッチがぶるると振動した。

「俺も楽しかったよ。今度は違うデートを考えておくよ、でも遅いからゆっくり休んでね。おやすみ」

「おやすみ、しおんくん」

 そこで今日のやり取りは終わったかに思えた。けれどもまた振動が伝わったので、画面に目をやる。

「追伸 愛してるよ、あかね」

 じーっ………。

 とたん、あかねはベッドの上でゴロゴロと転がり、顔を真っ赤にして照れ笑い。

「くーっ! し・あ・わ・せ」