灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

「いいよ、思いっきり仲の良いところをみんなに見せてやろうじゃん!」

 そう決心してガタッと椅子から立ち上がった。

☆彡

 喫茶店から足を踏み出すと、空はさっきよりもわずかに明るさを増していた。

 深い雪道をザクザクと歩いて高校まで一旦戻ると、校門の周りにはまだ何人かクラスメートの姿があった。

 寒さの中、友人とのおしゃべりに勤しむ女子達。しゃべることでストレスを発散しているのかなと思っていると、その中の何人かがこちらを指さす。

「あっ、さっき告白した変人の高槻 しおんと、餌食になった末広 あかねじゃん」、そんな声が聞こえるようだ。

 あかねはしおんにそっと耳打ちする。

「どういう風に手をつなぐの?」

「えーとね、今日は小指だけ。一日ごとに一本ずつ絡める指を増やしていって、最後は恋人繋ぎをするんだ。なんだかだんだん仲が深くなっていく感じだろ」

「うわぁ、なんか絶賛ラブラブ進行形だね、そのじらし感」

 聞いているだけで耳が熱くなる。あ、それあたしがやるのか、と思うとちょっと引けた。