あかねはすっとその箱の蓋を開くと、その中にはやや堅牢なデザインのデジタル式腕時計のようなものが収められていた。取り出すとたしかに腕に巻くことができるものだった。【PM 6:12】と時間がデジタルで表示されている。
「なんかカッコイイね」
「これはね、腕時計型のスマートフォン、つまりスマートウオッチだ。プログラムを改造してあってメッセージが暗号化される、俺ときみ専用の、世界で一組しかない専用の腕時計だ。音声入力できるしパスワードがかかっていて誰にも秘密にできる。この解除の方法はこれだ」
そういうとしおんはもうひとつの青い箱を開き、中にあった同型の腕時計を取り出した。それを口元にあてがう。
「あかね、愛している」
うわっ!
恥ずかしげもなくそういうしおんにあかねの顔が火照る。その表情の変化にしおんは「そっちのスイッチが入ったね」いって笑う。
あかねは「パスワード、変えてほしいんだけど」と照れ隠しして阿保なほど初《うぶ》なんだなと自分に感心していると、しおんはあかねに「じゃあ、そっちのパスワードを解除してごらん」という。そしてニッと口角を上げた。
「なんかカッコイイね」
「これはね、腕時計型のスマートフォン、つまりスマートウオッチだ。プログラムを改造してあってメッセージが暗号化される、俺ときみ専用の、世界で一組しかない専用の腕時計だ。音声入力できるしパスワードがかかっていて誰にも秘密にできる。この解除の方法はこれだ」
そういうとしおんはもうひとつの青い箱を開き、中にあった同型の腕時計を取り出した。それを口元にあてがう。
「あかね、愛している」
うわっ!
恥ずかしげもなくそういうしおんにあかねの顔が火照る。その表情の変化にしおんは「そっちのスイッチが入ったね」いって笑う。
あかねは「パスワード、変えてほしいんだけど」と照れ隠しして阿保なほど初《うぶ》なんだなと自分に感心していると、しおんはあかねに「じゃあ、そっちのパスワードを解除してごらん」という。そしてニッと口角を上げた。

