灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

「それって熱中症に強い体質とかどうかっていうこと? あたしは暑いの苦手~」

 あかねはでろーんとテーブルの上で伸びる。

「ははっ、そういう問題じゃないよ、面白いなあかねは。やっぱり彼女にしてよかったよ」

「なんかあたしディスられてない?」

「ううん、可愛らしいよ。でもここから先、話すことは俺の『秘密』に関わることだ」

 そういって面白そうに笑う。

「この話は携帯電話とかで話すとまずい。通話履歴が残ってしまうかもしれないから。ことわざで『壁に耳あり障子に目ありって』いうだろ? だから……」

 そう言い出すと、しおんはゴソゴソと手元のかばんを漁る。そして同じ大きさの化粧箱をふたつ、取り出した。ひとつは赤色でもうひとつは青色。

「これは俺がきみに送る最初のプレゼントだ」

 そういって赤い箱をあかねの目の前に差し出す。その目はやはり鋭くて照れや期待などとは別の、使命感のような感情を持っているようにあかねは感じた。

「あ、ありがと……。開けていい?」

「うん、今この場でたしかめてくれ」