すると「カラーン、カラーン」と誓いの鐘の音色が空高く響き渡った。見上げるとしおんは極上の爽やかスマイルを惜し気もなくあかねに向けていた。

 ……ああ、あたし、世界の終わりをこの人と迎えてしまうことになるのね。がくっ。