灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

 なっ、何? その目をつけた、って。

「はっきりいってあかねはとびきりの美人とはいえないし、凄く頭が良いわけでもない。よくこの学校に入学できたな、と思っている奴もいるんだろ」

 なんでこの場であたしそんなこと言われなきゃいけないのっ!? ひょっとしてあたしをディスるための公開処刑場にしようとしたの? 「アズ・ユー・ライク」的な。なんかあたし、しおんくんに悪いことした?

 するとしおんは意味ありげにあかねを一瞥する。そして続ける。

「だけど理屈じゃないんだ。
 俺は自分がひきこもりで変人と呼ばれているのはよく知っている。
 だけど、この世界の終わりを迎えて俺は決心したんだ。この何の長所もない女子に夢を見させてやりたいのだと」

 な、何よ、その言い方! どうせ長所なんてありませんけどっ!

「俺は俺の持つすべてを、好きになった女子のために捧げると決心したんだ!」

 えっ、えっ、このディスり展開からどうやったら結論がそっちに向かう!?

 おおおおっ! と会場からよめきが上がる。それでもしおんは止まらない。