脳みその構成はその成績の良さから分類不能だが本人の所業からすれば理系。特に工学系とコンピューターに造詣が深い。得体の知れない自作マシンを開発するのが趣味。そしてハッキングが得意で禁断の領域に足を踏み入れているとかいないとか。噂はとにかく怪しいものばかり。
あとひとつ、彼の趣味といったら体育の時間の女子を眺めること。衣替えの時期から出現頻度が増加し、プールの授業が始まったとたんに急上昇。クラスの女子は屋上で双眼鏡を構える彼を見つけては先生に通告しているけれど、一度としてつかまったことがない。
スポーツは得意か不明だけれど、逃げ足の速さは一流らしい。一説によると怪盗ルパン並みとのこと。
あかねはしおんの鋭い眼差しが自分の水着に突き刺さっていたことを思い出し、身震いする。
「……っていうことなの。文香はしおんくんがいってることの心当たり、何かある?」
「ふーん、あの人、何考えてるかわからないからねぇ。でも良かったね、あかね、凍死しなくて。もう大丈夫なんでしょ?」
携帯電話の向こうから、もはや自分の幸せでいっぱい、あとはひとごとといった文香の返事が届く。
あとひとつ、彼の趣味といったら体育の時間の女子を眺めること。衣替えの時期から出現頻度が増加し、プールの授業が始まったとたんに急上昇。クラスの女子は屋上で双眼鏡を構える彼を見つけては先生に通告しているけれど、一度としてつかまったことがない。
スポーツは得意か不明だけれど、逃げ足の速さは一流らしい。一説によると怪盗ルパン並みとのこと。
あかねはしおんの鋭い眼差しが自分の水着に突き刺さっていたことを思い出し、身震いする。
「……っていうことなの。文香はしおんくんがいってることの心当たり、何かある?」
「ふーん、あの人、何考えてるかわからないからねぇ。でも良かったね、あかね、凍死しなくて。もう大丈夫なんでしょ?」
携帯電話の向こうから、もはや自分の幸せでいっぱい、あとはひとごとといった文香の返事が届く。
