あかねだって好きな人がいたら告白すればいいんだよ、そのイベントで」
「あたしはそんな人いないよ。でも文香は恋人になりたい人っているの?」
すると文香は白い歯を見せ、顔を赤らめて「へへっ、実はね」という。
「私ね、東照寺くんのことが好きなの」
あかねは気づかなかったけれど彼女の意中の人はすぐ近くにいたらしい。高校入学当初からすぐに仲良くなって、しょっちゅう馬鹿話している文香の良き話し相手。
「ええっ!? となりの席じゃない。仲良さそうだし、普通に告白すればいいのに」
けれども文香は彼女らしくなく視線を落として困ったような顔をする。
「うーん、そうなんだけどね。だけどなんか仲良くなりすぎちゃってさ、改めて告白したら『お前冗談やめろよ』みたいに返されそうな気がして……」
だんだん自信なさげに声が小さくなりうつむく文香。いつもの文香じゃなくなる様子をみてあかねはこれが恋の病なのかと思い、まじまじとその病魔に侵された乙女の顔を眺める。
「ふーん、そういうものなんだ。あたしにはそんな人いないや、羨ましい悩みだなぁ」
「あたしはそんな人いないよ。でも文香は恋人になりたい人っているの?」
すると文香は白い歯を見せ、顔を赤らめて「へへっ、実はね」という。
「私ね、東照寺くんのことが好きなの」
あかねは気づかなかったけれど彼女の意中の人はすぐ近くにいたらしい。高校入学当初からすぐに仲良くなって、しょっちゅう馬鹿話している文香の良き話し相手。
「ええっ!? となりの席じゃない。仲良さそうだし、普通に告白すればいいのに」
けれども文香は彼女らしくなく視線を落として困ったような顔をする。
「うーん、そうなんだけどね。だけどなんか仲良くなりすぎちゃってさ、改めて告白したら『お前冗談やめろよ』みたいに返されそうな気がして……」
だんだん自信なさげに声が小さくなりうつむく文香。いつもの文香じゃなくなる様子をみてあかねはこれが恋の病なのかと思い、まじまじとその病魔に侵された乙女の顔を眺める。
「ふーん、そういうものなんだ。あたしにはそんな人いないや、羨ましい悩みだなぁ」
