すると突然、太陽の表面から光が立ち昇った。舞い上がる龍のようなその姿は、肉眼でとらえられるほど大きなものだった。それがいったいなんなのかわからなかったけれど、それを見たと同時に全身の細胞が小さく揺らされるような、不思議な感覚があった。
その瞬間、あかねの胸中に突然、とあるはっきりとしたイメージが湧き起こった。
なんだろう、世界の終わりが近づいても、そしてこれからどんなことが起きても、あたしとしおんくんの間には、はるか未来まで繋がる何かがある。
目を閉じると赤いバージンロードのような帯にふたりで乗って、空の彼方まで運ばれていく感覚。絶対に離れることのない、繋いだ手。
あかねとしおんの映像が目の前に浮かび、まるでふたりを背後から眺めているような、不思議な感覚があった。
そしてそのふたりはふと立ち止まり、あかねに振り返る。ふたりとも幸せそうな顔。そして同時に口を開いた。
『世界の終わりを、きみと……』
瞬間、意識が現実に戻された。とある閃きを伴って。
その瞬間、あかねの胸中に突然、とあるはっきりとしたイメージが湧き起こった。
なんだろう、世界の終わりが近づいても、そしてこれからどんなことが起きても、あたしとしおんくんの間には、はるか未来まで繋がる何かがある。
目を閉じると赤いバージンロードのような帯にふたりで乗って、空の彼方まで運ばれていく感覚。絶対に離れることのない、繋いだ手。
あかねとしおんの映像が目の前に浮かび、まるでふたりを背後から眺めているような、不思議な感覚があった。
そしてそのふたりはふと立ち止まり、あかねに振り返る。ふたりとも幸せそうな顔。そして同時に口を開いた。
『世界の終わりを、きみと……』
瞬間、意識が現実に戻された。とある閃きを伴って。