そして突然、しおんは抱っこしたあかねのひたいにチュッと口づけをする。
「きゃっ、驚いた。しおんくん、いっつも人のこと驚かすんだから」
「でもこんなことするの、あかねだけだよ」
そういって真剣な顔に戻って跳躍飛行で家を目指す。
そして家に着くとしおんはあかねを腕から下ろして、すぐさま家に駆け込もうとする。
「母さんに別れを言ってくるんだ」
そのひとことにあかねは胸がぎゅっと締めつけられた。
しおんくんのお母さんは、しおんくんのことをあたしに譲ってくれたんだ。ほんとうは世界の終焉までしおんくんと一緒にいたかったはずなのに、しおんくんがあたしと一緒にいることを許してくれたんだ。
お母さん、ありがとう。ほんとうにありがとう……。
あふれてくる涙を拭きながら足を引きずりしおんの家の玄関に向かう。
「母さん、あかねを連れてきた」
そういってバタンと玄関を開けたとき、目にした光景にしおんは硬直した。
そこには何人もの同じ服装をした男達が並んでいた。その後ろで座り込んで震える、しおんの母の姿。
「母さん……この人達は?」
「きゃっ、驚いた。しおんくん、いっつも人のこと驚かすんだから」
「でもこんなことするの、あかねだけだよ」
そういって真剣な顔に戻って跳躍飛行で家を目指す。
そして家に着くとしおんはあかねを腕から下ろして、すぐさま家に駆け込もうとする。
「母さんに別れを言ってくるんだ」
そのひとことにあかねは胸がぎゅっと締めつけられた。
しおんくんのお母さんは、しおんくんのことをあたしに譲ってくれたんだ。ほんとうは世界の終焉までしおんくんと一緒にいたかったはずなのに、しおんくんがあたしと一緒にいることを許してくれたんだ。
お母さん、ありがとう。ほんとうにありがとう……。
あふれてくる涙を拭きながら足を引きずりしおんの家の玄関に向かう。
「母さん、あかねを連れてきた」
そういってバタンと玄関を開けたとき、目にした光景にしおんは硬直した。
そこには何人もの同じ服装をした男達が並んでいた。その後ろで座り込んで震える、しおんの母の姿。
「母さん……この人達は?」
