灼熱の白夜よりも熱い恋をきみと

「担任の山川先生から電話があったぞ、学校にぜんぜん来ないから心配してるっていってたぞ」

 ひえっ! バレたっ!!

「ごっ、ごめんなさいっ!」

「世界の終わりを迎えても、最後まで平穏な生活を続けることがどれだけ貴重なのかお前、わかっていなかったのかっ!」

 この前以上の剣幕だ。

「ほとんどのクラスメートが学校に来ているというのに、お前は休んでいたそうだな。サボったとはどういう了見だ!」

 ああ、あのイベントのせいでクラスの男女のほとんどがカップル成立させていて、彼氏彼女に会うために出席率が上がって学校は賑やかなんだ。空も明るく雪も解けて登校しやすくなったし。

 ふたりでデートは楽しいけれど、これはしおんくんが学校嫌いなのが問題なのかも。ほんとうに嫌いなのかはよくわからないけれど。

 でも厳格なお父さんにしおんくんのことを話すなんてできっこない。家から出させてもらえなくなるかもしれない。どうしよう、なんて言い訳しよう……。

 と思いきや。

「お前、『高槻 しおん』という男の家に行ってただろう」

 えっ、それもバレてるっ!?