潤side


今日はデート当日。


初デートだ。


俺は真菜の準備が終わるまでリビングでテレビを見ながら待つ。



ウキウキ…。


何か超ウキウキ気分。


って、俺は中学生かよ!


と、自分に突っ込む。


ガチャ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


『潤お待たせー♪どぉ?似合う?』


部屋から出てきた真菜は、ピンクのちょっとフリルのついたワンピースを可愛く着こなしていた。


か、可愛い…。


でもスカート短すぎ…。


「似合うは似合うけど…スカート短すぎじゃないか?他の男に襲われるぞっ」


すると真菜は頬を膨らませて複雑な顔をしていた。



『そ、そんなに短いかな?この前真央ちゃんが女の子は短い物を着こなせとか言ってたもん…』


真央ちゃん…?



誰だそりゃ。


「真央ちゃんって誰?」



『ん?今女子中高生に人気のharpって雑誌のモデルなの♪すごい可愛いんだぁー』


モデルか…。


確か海斗がそのharpとかいう雑誌の事を語ってたな。


「モデルね。真菜、これ腰に巻いとけ」


俺は真菜にパーカーを渡す。


『もぉ…』


とか文句を言いながらも腰にパーカーを巻いていた。