真菜side


そして夏休み…。


私たち4人は、沖縄に旅行に来ていた。


泊る所は、お父さんが経営してるホテル。


だからタダ!


ここまでは飛行機で来ました。


『真菜ホントすごーい♪』


さっきからそればっかのめぐ。


「いや、私じゃなくてお父さんがすごいだけ…」


私は何もしてないし!


『それもそっかー』


何かそれはそれでムカつく。



『今日は一緒に風呂入ろうな』


なんて耳元で甘く呟くのは私の彼氏、潤。


「は…恥ずかしいよ」


私の顔は真っ赤。


もっと慣れなきゃいけないのかな?


『もう真菜の体全部見てるのに?』


うぅ…。


「何でそんな恥ずかしい事ばっか言うのー!?」


私は潤のお腹を軽く叩く。


『潤、真菜ちゃんいじめたらだめだよー』


海斗くんが言う。


「ほら、海斗くんだって言ってるじゃん」


そんな会話をしながらホテルに向かう。