10分も経たないうちに、バス停のベンチで寝てしまった。 ―――… 「―――……おい! ――姫芽っ? おい!起きろよっ」 ―――……な…に? ――…誰? 「……ん〜??」 「ん〜?じゃねぇよっ! お前なにしてんの!?」 「―――え。」 聞き覚えのある男の声で、 あたしはパッと目を覚ました。 「ゆ…優輝…」